をかしないブログ

日々の暮らしで考えたことを記録します。ISTJなのでちょっとかためです。

鳥貴族につづき、すき家も値上げを検討するらしい。いよいよインフレのはじまりか

われら庶民の味方であった「すき家」が値上げを検討するらしい。

 

米や牛肉などの原材料の価格が上昇しており、さらに人手不足で人件費が高騰していることが原因とのこと。

 

人件費の高騰に「ね」をあげて、値を上げる、そういうことらしい。・・・なんて言ってる場合ではないのです。

 

この流れは、全品280円で庶民のお腹を満足させていた鳥貴族が10月からニッキュッパに値上げをした流れと同じなのです。

 

鳥貴族の値上げは500円ランチが500円で食べられなくなるのと同程度かそれ以上の衝撃があったはずですが、しかし株価はまさかの上昇。投資家の間ではむしろ利益を効果的に上げられると判断しての好感でした。

 

ところがですよ、たしかに客単価は3.5%も増加しましたが、値上げ幅はおよそ6%です。つまり、値上げした影響でお客さんひとりが注文した数は減少したことになります。やっぱり、シビアに効いてくるんですよね、こういうのって。

 

そして売上高はやはり前年比で3.8%の減少。お客さんの数でみてみると、これも前年比で7%減少です。まあ、会社側は台風の影響があったための発表していますが、値上げの影響はこれから明らかになってくるのでしょうね。

 

とはいえ、鳥貴族、大好きです。値上げしても。

 

そして、話はすき家に戻ります。

何をどのくらい値上げするかについてはこれから検討するとのことですが、今のところ以下の通りに発表されています。

 

牛丼・並(350円):価格据え置き

牛丼・中盛(470円)/特盛(580円):数十円程度の値上げ

 

この値上げがどの程度、売上げに影響するかはまだわかりません。ちなみに9月の中間決算では、営業利益が前年比で5.9%減だったそうです。

 

そして、話は我らが「松のや」にかわります。

先ほど、「500円ランチが500円で食べられなくなる衝撃」と書きましたが、まさにそんな衝撃が実際に起こっていたのが松のやです。

 

現在、空前のとんかつブームが巻き起こっているわけですが(それほどでもないかも知れない)、その火付け役となったのが、この松のやの「ロースかつ定食」です。

 

とんかつ定食といえば、以前は「和幸」などが有名でしたが、明らかに価格帯が違います。

 

「かつや」なんかはコスパがよさそうですが、それでもロースカツ定食が税込み745円ですよ。

 

それが税込み500円ポッキリで食べられるなんて、価格大破壊を起こしたのが松のやでした。

 

・・・それが、いつの間にか「530円」になっていたんですよ!

 

わりとコンスタントに通っていたんですが、いつ値上げしたのかわかりませんでした。なぜかと言うと、ワンコインキャンペーンばかりお世話になっていたから。

 

レギュラーメニューが値上げしていても、キャンペーンメニューばかり食べていたから気づきもしなかったわけです。なんということか。

 

でもですねえ、実はまだ朝定食は税込み400円で食べられるんですよ。ちょっとロースかつのサイズは小さくなりますが、もう若くもない消化器系にはそれくらいがちょうどいいし。

 

そんなわけで、松のやのロースかつ定食はもはやワンコインで食べられなくなっちゃったけど、朝定食専門になったからワンコインでおつりが100円出てくるし、体にも優しいのです。

 

なんて、せこいことを考えながら、今後も人件費高騰の問題は外食チェーン以外の業界にも打撃を与えていくんだろうなと、想像しています。

 

インフレの起爆剤がまさかの需要の高まりじゃなくて、人件費の上昇だなんて、「これでいいのかアベノミクス!」という感じですが、仕方ないですよね。

 

そういえば、「松のや」と「松乃家」って何がちがうのだろうか・・・。